人気ドラマのプロデューサーの話、プロジェクト立ち上がってから
「なにをしているんですか」と役割を聞かれ
「ただ現場にいるだけです」と。
その現場も最初から終わりまでいる必要を感じています。
役員出勤的に差し入れ持って(最近はそれもないですね)「どう調子は?」
数時間いて「じゃあとよろしく」だと見えないことたくさんあります。
現場で起きている問題の重要性、どこに責任があるのか
原因とその改善。
その全ては「お金の問題」にもなってきます。
最前線の現場を把握している人がトップにならないと、
企業としての判断は狂う感じがします。
見積書も現場を軽視する人の決まり文句は「だいたいいくら?ざっくりでいいから」
使う映像、撮影する場所、カメラは何を使うか、映像のクオリティをどのレベルにするか等
ざっくりでは計算できないことだらけです。
なぜかそういう人が出す見積もり金額は「300万円」
この300万円神話、わりと身近に何度も経験しました。
100万円じゃ足りないし、500万円だったら、高い?から受注できない・・・
間とって300万円なのかもしれませんが、
「それってポスプロ費でなくなってしまいますよ」
「それって映像使用料払ったら、人件費もでませんよ」
というのが続きました。
クライアントの要望を細かく聞いて
できること、できないことの幅を提示できる現場力が
以前よりも落ちてきてるのを実感しています。
できるかぎり現場へ。
その時間は「社内会議の説明用の資料」作成よりも
大事だと思います。