映像探偵団 

We are Footage Researchers

映像を言葉に置き換える仕事

なんとなくドラマ脳なひとは

映像と言葉は別って感覚ありませんか?

説明セリフが多すぎる、とか映像で語るとか

 

でも映像って必要な時は、言葉で探すしかないですよね。

いっとき類似画像検索っていうのもありましたけど

映像ではやはり無理。

 

キーワードをたくさん入れて、タグたくさんつけても

こぼれる、ひろえない映像。

映像が見つかったとしても

今度はそれが、いつ、どこで、何を、誰が

どんな機材で、どんな方法で撮影したのか。

 

例えば、満点の星空、すぐ出てきますね。

でもそれ、北半球のですか?

南半球だったりしません?

使おうとするシーンに合わない!

 

人物の映像は難しい。とくに病気の場合は。

脳卒中で半身不随になった知人に

渋谷スクランブル交差点を歩いてもらって撮影

何に使ってもいいよと言ってくれたけど

もうなくなってしまった東急東横店が映り込んでる。

東京の空撮や街並みは変わりすぎて、もはやナマモノ。

いまだったらあの芸人さんが映ってる看板をみつけて、

使えない!ってなるかも。

 

そんなことまで考えてワンカットの情報を入れていくの

大変な作業です。

使う方にもリテラシーなんてものが必要。

 

今年、東京から札幌に戻って

仕事も様変わりして・・・のはずが

本業どまんなか。

今まで、映像アーカイブ論とか著作権とか

その手の専門書たくさん並べても

読むのがしんどくて逃げていたのに

今、するする気持ちよく読めます。

札幌創世スクエアのフリースペース、

毎回一生懸命勉強している人たちを見て感心してたんですが、

自分も今ならそこで勉強に集中できそう。

ノート広げて、頭に浮かんだことを言葉にしていく。

映像を言葉に置き換えて分類するには?

なんてことを、映像リサーチって会社始めてから20年

今いちばん真面目に勉強してるかもしれません。

赤いちゃんちゃんこまであと1年と少し。

でも気持ちは受験生。

 

来年、なんとか合格しますように。

札幌創世スクエア 劇場も市の図書館も入っててカフェもレストランも良いので観光にもおすすめ。札幌に住みたくなるかも。子連れ多し!そして勉強するコーナーが多くてみんなちゃんと集中!