映像探偵団 

We are Footage Researchers

8年ぶりの安眠

先日、仕事をひとつ断りました。
8年以上続けたプロジェクト。
内容が変わっても、以前からの担当ということで
ご依頼いただいてきましたが、
業務遂行して請求書発行段階での値切り。
それから「前もやってるからカンタンでしょ」
「ちゃちゃッと電話で答えてよ」的な
タダ働き分が増えまして。
最近はむしろ、以前、大丈夫だったことがどう翻るか、
裁判沙汰になるかもしれない、そんな精神的な負担が増えてるのに、
そこを評価されないんじゃなぁ・・・と。

うちみたいな超極小会社が元請けに何言ったって、
たぶん「欠席裁判」状態でうちのせい。
こんなことをブログにあげるって・・・と悩みますけど
これは自衛のためでもあります。

今まで「我慢」「穏便に」というのが
オトナの対応とされてきましたが、
値下げされてまで、その仕事請けてる時間はない、
もっとちゃんとしたお仕事に時間を費やさないと。
マンションくい打ちデータ流用などみても、
元請けが「知らないふり」してるんじゃなくて
根本的に「丸投げしつづけて必要な知識すら持ち合わせてない」感じ。
だから現場の業務に精通してなくて
ただ、下請けの業務費を叩くのが「仕事」と勘違い?
そんなアブナい日本になってきてるようです。


責任者「前の担当者がちゃんと説明してなくて・・・」
   「今回予算が少なくて・・・」

私「予算がないなら、今後の業務はご自分たちでやればいい」

納品まで1ヶ月もない。
これでなにかトラブル発生したら、うちのせいになってしまいます。
いまさら「間にあわなかったら、不承諾だったら・・・」という
精神的負担に見合う業務費は見込めません。
それ以前に、今やってる他の業務に支障をきたします。


本来貰えた業務費、例えばそれが1日分だとして、
その時間があれば・・・
「他の仕事に充てられた=収入が増えていた」
「専門知識を得るための読書など勉強に充てられた」
「介護帰省1日追加に充てられた」
映画館へも行けたし
カフェで本でも読めたかしら・・・

時差関係なく海外とのやりとり、
国によって違うバカンスの取り方、
6月から8月末まで「返事いつ来るかなぁ」と
お盆もずっと不安だらけ。
年末から春にかけても各国のホリデーシーズンを頭に入れて
夜中のメール対応・・・
明け方、NG喰らった時のショック。
映像差し替えでいけるか?
ディスクプレス直前に止められるか?
そりゃ不眠症にもなります。

介護帰省して、
病院の電話ボックスに閉じこもってメールしながら、
ドキドキすることもないんです。


義理立てなんかせずに、もっと早くに降りちゃえば良かった。

いい仕事はいい報酬とともに来ます。