映像探偵団 

We are Footage Researchers

だから北海道へ

ドラマ「MIU404」第4話の青池透子の物語

これは名作の誉高い回(他の回も絶品です。)

 

テレビのニュース、賄賂もらった役人は逮捕されず

それをみているスーパーの割引シールのお惣菜を食べてる

透子「金持ちの世界どうなってんの?

   私なんて手取り14万で働いているのに」

 

手取り14万がリアルに響く女性たちのつぶやきで

青池透子トレンド入り。再放送でもトレンド入り。

透子の中盤のセリフ

「賭けてみます。いままで勝ったことないけれど」

未来の子どもに託した

透子最期の笑みに合わせてかかる

米津玄師の「感電」♩たった一瞬の〜このきらめきを〜

涙腺瞬間崩壊させます。

青池透子の人生、逆転大勝利。

不条理のなか、哀しいままでは終わらなかった。

 

ドラマにハマりすぎて続編作ってほしいオタクは

ドラマと同じジャンパーに課金、着用、苦笑を買いました。

 

渋谷区のバス停で深夜、命を失った50代女性

あの事件に「彼女は私だ」というムーブメントが起こりました。

私もあのバス停を知っているだけに

同世代、自分もそうなるかも、と具体的なイメージが湧くほど。

生活保護等、見直しも進んでいるようですが

なにせ、いちばんは男女の賃金格差。

非正規枠に押し込められた女性たち。

私の世代に染みついた、男性から一段下がった位置から

モノをいうのがうまく生きるコツ、という

思い込みを捨て、世代交代に賭けて

(私たち世代が死に絶えてからじゃないと

 この世の中変わらないんじゃ?という絶望感)

自分たちの無力さを少しでも軽減したい。

次の世代の女性たちに希望を残したい。

青池透子と同じ気分です。

 

岩見沢、行ってきました。

東京ならこれくらい通勤普通じゃない?な距離。

駅舎が立派で観光協会の人も優しくて

まわりに温泉やワイナリーもある楽しげな街。

映画の舞台にもなりましたね。

でも、街のなか、映画のセットのような廃墟感が。

かつては大賑わいだったんだろう、そのままの名残があるだけに

ひときわ、終わった感があります。

車がないと観光もできない。でも今後車は使える?

建物の再利用?難しそう。

札幌に建築中の高層ビル、景観を壊す上層部を低くして

(広い空が魅力の札幌、容積率緩和とか

 もうそういうの止めません?)

こっちに4階建の共同住宅が作れそう。

(なぜ4階建てか、エレベーター設置されて、

 停電しても重い生活用品を運べる階段数)

非正規女性の共同住宅、いくねー?

問題は東京からの引越代

東京ひとり暮らし、貯金ありません。

最初の1歩が踏み出せません。

自治体が引越代を出してくれれば。

(今、東京のタクシー会社は

準備金100万円くらい用意してくれますし寮完備)

 

札幌はコールセンター、データセンター

ホテル開業が続き、年齢で弾かれていた数年前が嘘のように

求人があります。

それが全ていいか?と問われるとわかりません。

でも街を歩く女性、颯爽としていますよ。

もし同じ手取り14万円だとしても

生活費は下がります。

(冬の光熱費は高いですが、防寒仕様なので、

 東京より寒さを感じないかも。

 エアコンとパネルヒーター合わせて使っても

 寒かった東京の冬の電気代よりは安い感じ)

 

東京で満員電車に乗って、

マスクも使いまわし、毎日1枚使えないとつぶやいてた人、

光熱費が上がって悲鳴を挙げてる人

2年ごとに契約更新料がくる鬼の賃貸システム。

そして東京も杖の人たちが増えてきました。

これから高齢化社会ではもっと増えていく。

優先席に座れません。(寝たふりするおっさん)

優先エレベーターも何回か見送らないと乗れません。

東京、もはや優先エレベーターを専用エレベーターにする

しかないと思います。早い者勝ちで乗る人多数。

松葉杖、雨の日、タクシーでしか移動できないのに

手を挙げてる目の前でおじさんたちが先に乗ってしまう。

(見えないふり、自分が同じ立場になったら思い出せよ)

新宿駅のぶつかりおじさんみたいな精神荒廃したおじさんが

ほんと多いんです。

これは女性になってみないと実感できません。

(安易におじさんを悪者にするなー!

 女だって酷いのいるじゃないかって?

 一回女性になってみてください。

 見え方違いますよ、この世界。

 で、こういうおじさんは、実は職場では

 腰の低い良い人、とか面倒見のいい親分肌だったりして)

東京は非正規ひとり女性にとっては

リスクが多すぎる街、そしてこれから生き残るには

ますます厳しい街。老後、どうします?

 

札幌(圏)、いいです。

まず街が優しい作りになっている。

松葉杖から杖に代わっても

老若男女、いろんなサポートを受けました。

杖に気づいて、ドアを開けておいてくれて

無表情のまま(照れか?)去っていくおじさん。

私がしっかり着席するのをみてから発車する

中央バスの運転手さんは皆さんほんと優しい。

バス降りる時、札幌では普通にみなさん

「ありがとうございます」って降りていきます。

これいい習慣!

レジでは買い物カゴを運んでくれるし、

駅や道路ですれ違う人たち

「あ、ごめんなさい」(杖に気づかないで失礼という意味)

軽い会釈をされることもあります。

(杖確認、安全確保!)だと一瞬で伝わります。

そして振り向いて見守って去っていく。

カッコいい。全員惚れる。

 

まずは札幌圏への移住、おすすめです。

自治体さんも引越代くらい税金補助お願いします。

働き手と住人を増やすチャンスです。

 

いろいろと試される大地かもしれませんが

空の美しさ、凛とした空気、そして何より

食べ物、北海道産の安さと美味しさ。

20%割引の地元鶏肉100グラム百円程度で小鍋

いいスープができてしまって、え?ワタシ天才?

なんでも北海道産。

そのうち東京のスーパーでは輸送料で高級品扱いになりそう。

でも地続きならお安く手に入ります。

 

だからどうぞ北海道へ

残り北海道産野菜と知床鶏の鍋の〆のうどんが美味かったー。