映像探偵団 

We are Footage Researchers

さよなら東京

なんておセンチなタイトルですが

きっかけは頻繁に通知が来るヒグマ警報をみて。

 

老後、東京でひとり暮らしは無理だと長年考えてました。

入院、手術するにも家族のサインが。

そこへ畳み掛けてくるように、東京出ますよ、ええ

喧嘩腰にならないといけない事由、連続発生。

東京、そんなにキライじゃなかったのに。

 

札幌で就職試験受けて、地元採用のつもりだったのに

「え?東京ですか?」

札幌民って上京志向が少ない感じで

東京に来た仲間もみな数年で帰ってしまいました。

札幌至上主義的な過激モノなので

私も親も、3年くらい遊んで、みたいな感覚で来て

まさかの36年。

 

三代前からマーメイド(byあまちゃん)ならぬ

4代目開拓民、結局東京の暑さに慣れなかった。

美肌のための湿度より、乾き切った空気が欲しい。

人間関係も同じく。

 

昨年9月30日

人生でいちばん晴れがましかったこと、と

あーあ、やられると思ってたよぉ

(ナワバリ争いに負けるの何度目?)

が、同じ日に起こりました。

ずっと影武者だったのが今度は落武者に。

 

若干の悔しさを抱えつつ向かったのが

ここ20年の仕事で関わった人たちの晴れ舞台。

その壇上から、手を差し出して、

私に花を持たせてくれる人たち。

最終週の #あまちゃん の春子や

#らんまん の寿恵子のように

浄化、昇華していく感じ。

あ、もうこれでいい。

 

そのあと ひとり、乾杯しました。

東京ミッドタウン日比谷にて 写真でか

東京ってやっぱり人が多すぎる。

ひとりに与えられるスペースが足りません。

空も狭く、空気も薄く?なる感じ。

そう、今の東京は「うっすい」のです。

 

乱立する複合商業施設の小さいスペースに

売れ線のものだけ置いて似たような店揃え。

カフェはテイクアウトばかり、なのに街にベンチもない。

各国や地方の名物店も少なくなって客が集中。

今、自分が東京案内するならどこ?

思いつくのは #牧野記念庭園 東京国立博物館の庭。

 

札幌に帰って、ヒトはクマと同じくナワバリが必要と実感。

街に適度にはさみ込まれた公園、街路樹。

店舗広いから、こんなに揃ってるの?と驚きながら選ぶ楽しさ。

東京の部屋の狭さから電子書籍派になったのに

またリアル本、ジャケ買いにハマりそう。

いっとき物議となった新宿トイレ問題、

多目的トイレも男女それぞれ作ればいいのよと

広い映画館で納得。

スペースが大切って実感しています。

 

いきなりの骨折&引っ越しで

挨拶できなかったので、先週、東京まわりをしました。

よし!もうこれで東京の人間じゃなくなった。

♩地元に帰ろう

東京国立博物館屋根越し、新宿からの富士山